山の記憶

山の記憶

2014/10/05

燧ケ岳・会津駒ヶ岳 2014.9.27-28


秋の空は高く、そして澄んで…




今年の夏のお天気はホント不安定というかスッキリしてくれなくて、
不完全燃焼だった方も多いのではないでしょうか。
自分も夏休みに計画していた北アルプス縦走は中止となってしまいました。
季節は移り変わり秋…
夏の計画と同じくらい楽しみにしてきた秋の計画がありました…
それが今回の、福島県檜枝岐村をベースにして紅葉の燧ケ岳と会津駒ヶ岳を歩くプラン。
ようやくお天気にも恵まれて気持ちいい山歩きを楽しむことができました。

『9月27日 燧ケ岳』

振り返ると今年はまともな山歩きをほとんどしていないという現実。
まずは昨年も登った燧ケ岳へ、昨年と同じコースで足慣らしと体力の確認…。
燧ケ岳へ登るコースはいくつかありますが、


御池からのコースは急登ではありますが、途中に2つある湿原がアクセントとなって楽しく歩けると思います。
まずは広沢田代。






岩がゴロゴロしていたりぬかるみの多い歩きにくい道を抜けると
2つめの湿原、熊沢田代。
木道脇の池塘に秋の空が映ります。
振り返り見下ろす熊沢田代…その向こうには翌日登る予定の会津駒ヶ岳。
山頂までもうひと頑張りと言い聞かせて一歩一歩…。

燧ケ岳は双耳峰…俎嵓から望む柴安嵓。

柴安嵓から見下ろす尾瀬沼。遠くには日光白根山や男体山。

眼下に広がる草紅葉真っ盛りの尾瀬ヶ原。

ハイカーで賑わう俎嵓に戻りお昼休憩。

平ヶ岳とか越後駒ヶ岳方面のようです…(同定に自信がなくて・・・)。


下山は、昨年は長英新道を下り大江湿原を散策して沼山峠からバスで御池に戻りましたが、
長英新道があまりにダラダラ長くて飽きてしまったので、
今回はピストンで御池に下ることにしました。

湿原は気持ちよく歩けましたが、岩ゴロゴロのぬかるんだ道は下りでは脚の置き場に慎重にならなくてはならず、登りより疲れてしまいました。

下山後はこの日の宿泊場所へ

バンガロー&キャンプからまつサンにお世話になりました。

クルマ乗り入れ可のフリーサイトです。山岳幕営装備しか持たない自分なので
オサレなオートキャンプ風景は無理でございます…。
(この日、キャンプ場には自分を含めて2張。
あちらのサイトの方とは今回お話しする機会がなかったのですが、
ひとつの大きなきっかけを与えてくれたのでした…)


この日はサプライズがありまして、
午前中に尾瀬に向かう矢車草サンが立ち寄り、
酔いどれちゃいなよと言わんばかりの差し入れを置いていってくれました。

からまつサンからも岩魚の燻製のお裾分けや夜明けのコーヒーまでいただきまして、
あ~、もう飲んだくれて明日の朝はのんびり…という誘惑に負けて…





















『9月28日 会津駒ヶ岳』

頑張って起きましたよ! さぁ、会津駒ヶ岳へ。

見上げれば青い空、早く稜線に出たいな~と心が急いて…。


整備が行き届いた歩きやすい道をゆるゆる歩いていくと見えてきました、
駒の小屋。

駒ノ大池に映る会津駒ヶ岳。

山の上とは思えない穏やかな道が山頂まで続きます。
会津駒ヶ岳山頂。
中門岳へ続く道。

山の上にこんな穏やかな湿原が広がっているなんて。


中門岳。
その先に、
何も標識などありませんがこちらが山頂なんだとか…?

駒の小屋まで戻ると賑わっていました。



さて、下山。クルマで来てるので滝沢登山口へピストンなのですが、
からまつサンが、キリンテ口に下りてきたら滝沢口に停めたクルマまで送ってくれるということで、
その言葉に甘えてキリンテ口に下山することにさせていただきました。

燧ケ岳を眺めながらの稜線歩き。
前日に登った山だから感慨深いですね。


振り返り、会津駒ヶ岳に名残を惜しみます。

キリンテ口への下降点、大津岐峠。
直してあげたかったけどひとりではちょっと無理…。
ここで燧ケ岳も見納め。

地図には急坂とあったけどそんなこともなく歩きやすい道をゆるゆる下り、




キリンテ口に無事に下山。
からまつサンに送っていただきクルマを回収して
会津駒ヶ岳のあとは駒の湯へ。


こうして檜枝岐村をベースにしての燧ケ岳と会津駒ヶ岳を巡る山歩きは、
最高のお天気に恵まれ、からまつサンのご好意もあって
今年一番の思い出となったのでした。




にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿