山の記憶

山の記憶

2014/08/17

尾瀬 短い夏休み 2014.8.11-12

今年の夏休みは尾瀬に行ってきました。




年に一度の夏休みは一年で唯一平日にお休みできる機会で5連休。
毎年大好きな北アルプスを縦走することを楽しみにしていますが、
今年は8月8日~12日というお休みの期間に合わせたかのような台風11号の襲来…、
半年以上あーでもないこーでもないと練ってきた北アルプス縦走計画は
台風の暴風にあっけなく吹き飛ばされておじゃんになってしまいました・・・。
さらば2014夏、早く来い2015夏・・・、
おしまい。




















・・・となるところでしたが、台風が通り過ぎていく11日~12日ならなんとかなりそうということに。
しかし完全に台風が遠ざかっているわけではないところでさすがにアルプスの3000mの稜線は怖い。
そこで、近いうちに泊りで行ってみたいと思っていた尾瀬でのんびりテン泊してくることにしました。
鳩待峠から歩き始めると雨がポツリポツリと…
山ノ鼻から尾瀬ヶ原に出ると雨脚も強まりレインウェアを着る羽目に。

でも空が割と明るいのでそのうち止んでくれるのではと期待しながら歩く。


至仏山もはっきりと見えています。

水面に青空が映ってくれると夏らしいんですけどね・・・。


30分くらいで雨は止み、雲が流れ、だんだん空が明るくなってきて、


青空来ました!


竜宮十字路。燧ケ岳はまだ雲に隠れていました。


涼しい風が吹き抜けると湿原の草が一斉になびいていく…心地よいひとときです。

のんびり歩いて2時間半ほどでこの日の幕営地、見晴に到着しました。

この日のお宿はステラリッジ3。
広くて快適に過ごせるのでもうステラリッジ1の出番は無さそうです。

のどを潤し腹ごしらえ♪


昼食後はのんびり散策へ。
三条ノ滝を見に行きます。

青い空、緑萌える湿原、


ずっと雲に隠れていた燧ケ岳も姿を見せてくれました。
2日間で一番尾瀬の夏を満喫できたひとときでした。

『三条ノ滝』
豪快な姿に暫し圧倒されました。

で、本来なら三条ノ滝の前に平滑ノ滝があるのですが通り過ぎてしまった様子。
おかしいなぁと思いながら来た道を戻ると看板が倒れていました。


『平滑ノ滝』
こちらはまさに滑るように流れていく感じです。
木々が邪魔して全貌を写真に収めるのが難しい。

樹林帯を抜けて湿原に戻ってくると…




また雨が降り出しました。
夏の青空はほんのひとときだけだったようです。


テン場の受付のある燧小屋の軒下でお疲れさまの一杯♪


この後は小雨霧雨がパラパラ降ったりやんだりの繰り返しでした。



この日の夕餉は豚汁。
アマノのフリーズドライ具だくさん豚汁を4個投入。
〆にうどん2玉を平らげ満腹です。


のんびり横になっているうちに寝入ってしまい、
夜中目が覚めるとテントの中が明るい…
テントから顔を出してみると雲は多いながらも月が煌々と輝いていました。
これなら明日は晴れるかな~と再び夢の中へ…そして明朝…
期待虚しく空は真っ白でした。

ガスや霧が立ち込める尾瀬も趣があるよねと気持ちを切り替えテント撤収。
トイレで用を足しいざ出発という時に、ザーっと強い雨が降り出しました。


1時間ほど待ちましたが全く雨がやむどころか弱まる様子もないので、
仕方なくレインウエアをフル装備で出発です。






いい雰囲気です。雨の尾瀬もまたよし、です。ただしシトシト雨程度ならば。
何も遮るもののない湿原を土砂降りの中歩くのはやはりちょっと辛い…。

燧ケ岳の姿はハッキリ見えます。しかしひたすら土砂降りが続きます。

そんな中目についたのは



レインウェア、傘、ザックカバー、色が全て見事に違う5人組。



誰もいない尾瀬ヶ原…

いつもなら多くのハイカーが休憩している牛首分岐にも人影ナシ。
道標がポツンとひとり寂しそうです…。
土砂降りの中どうしても歩みは速くなり2時間で鳩待峠に到着。
2014年夏休み山行は終わったのでした…。

当初計画していた4泊5日の北アルプス縦走ができなかったことは残念でしたが、
台風のおかげで何もできずに終わると覚悟していたところを
1泊2日ながら尾瀬で過ごすことができて
なんとか夏休みの思い出を作ることができたな~とホッとしてます。
残り少ない夏山シーズン、お天気の良い週末は大事にしていきたいと思います。
台風11号以来、山では不安定なお天気が続いているようですが、
皆様も安全第一で残りの夏山シーズンを楽しんでいきましょう♪


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